老後資金はいくら必要?ねんきんネットから月額不足を逆算する3ステップ

老後資金は、公的年金の見込額と暮らしの月額差から考えると整理しやすくなります。ねんきんネットを使う3ステップを紹介します。

木の机に無地のノートと電卓、眼鏡、緑の植物を並べて老後資金を整理するイメージ
AI生成によるイメージ画像

1.年金見込額を月額に直す

日本年金機構の「ねんきんネット」では、現在と同じ条件で60歳まで加入する「かんたん試算」と、今後の働き方や受給開始年齢などを変える「詳細な条件で試算」が利用できます。夫婦なら、それぞれの結果を確認して世帯の年額を合計し、12で割ります。

試算対象は老齢基礎年金と老齢厚生年金です。障害年金・遺族年金は対象外で、配偶者に関する加給年金などが反映されない場合もあるため、表示額を確定額とは考えません。

2.生活費との差を出す

住居費、食費、光熱費、通信費、保険料、税・社会保険料、医療費、予備費を月額で並べます。

架空の前提金額
老後の生活費月27万円
世帯の年金見込額月21万円
月額不足6万円

架空の計算例:不足期間を20年と置くと、6万円×12か月×20年=1,440万円です。これは比較用の概算で、実際の寿命、物価、年金改定、税・社会保険料、医療・介護費などで変わります。

3.今からの準備額へ落とす

架空の例で、老後用資金300万円、老後に充てる予定の退職金500万円なら、未準備額は1,440万円-800万円=640万円。退職まで20年なら、運用益を見込まない単純計算で640万円÷240か月=月約2.7万円です。

確認する4項目

  • 年金見込額を年額と月額の両方で記録したか
  • 住宅ローン完済時期や家賃を生活費に反映したか
  • 退職金を見込みだけで確定扱いしていないか
  • 働き方が変わったら再試算する予定を決めたか

まず概算をつくり、年1回見直すことが大切です。教育費や住宅費との重なりは、関連記事「教育費・住宅費・老後資金は同時に考える」も参考にしてください。金融商品の成果を保証するものではありません。

出典

老後までの収支を教育費・住宅費とまとめて比較したい方には、当サイトが販売するExcelシミュレーター「Money Map AIの用途・利用環境」をご案内しています。まずは本文の計算を手元の表で試す方法でも構いません。

制度情報は2026年10月15日に確認。個別の見込額は最新の年金記録と条件でご確認ください。

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