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はじめに:話題の動画「10年以上『金のなる木』を買い続けた結果」
はじめまして、現役金融機関勤務・FP2級の「会社員A」です。
最近、投資系YouTuberとして絶大な人気を誇る両学長(リベラルアーツ大学)の、以下の動画が大変話題になっていますね。
この動画の要点をまとめると、以下のようになります。
• 日本人はボーナスを「貯金」ばかりに回している
• 消費や浪費を減らし、毎月お金を運んでくれる「金のなる木(不動産や株)」を買うべき
• お金のなる木が育てば、不労所得が生活費を上回り、人生の選択肢が増える
私自身、金融の現場で働きながら個人でも不動産投資(ワンルーム)を行っていますが、この「金のなる木を買う」という主張にはいち投資家として100%大賛成です。
今回は、この素晴らしい考え方を私たち一般的な会社員が「より安全に」実践するためのヒントを、現役FPの視点から少しだけ補足させていただきます。
投資を考える前に、家計とリスクを整理する
投資で将来の収入を増やすことを目指す一方、利益が確実に得られるわけではありません。家計の黒字額と、生活費として残す資金を先に整理します。
借入れを使う不動産投資では、融資の可否や条件は審査によって異なります。家賃収入だけでなく、返済、管理費、修繕費、税金を差し引いた収支を確認します。
空室や修繕、金利の上昇、売却価格の下落が起きても返済できるか、条件を変えて試算することが必要です。
保険を見直す前に、残る保障を確認する
動画の終盤で、「無駄な保険などにお金を使うのはもったいない」というニュアンスのお話がありました。
保険料だけで判断せず、保障の目的と不足額を確認してから見直しましょう。解約以外に減額などの方法が使える場合もあります。契約条件や、変更後に失われる保障を保険会社へ確認します。
団信と生活費の備えを分けて考える
団体信用生命保険(団信)は、契約で定めた支払事由に該当したときに借入金の返済に充てる仕組みです。加入の有無・対象債務・保障範囲は契約ごとに確認し、家族の生活費や教育費まで賄えるとは考えないようにします。
ただ、ここで1点だけ金融のプロとしてお伝えしたいのが「流動性(現金化のスピード)の違い」です。
万が一の事態が起きた際、残された家族が「当面の生活費」や「子供の学費」として明日から必要とするのは「今すぐ使える現金」です。
不動産を売却できる時期や価格は確定していません。また、生命保険金も支払事由や請求手続きの確認が必要です。すぐに使う生活費は、これらと分けて備えます。
家族の状況に合わせて比較する3項目
| 確認すること | 比較の基準 |
|---|---|
| 生活費の備え | 収入減が続く期間と、すぐ引き出せる預貯金 |
| 必要な保障 | 公的保障・勤務先の制度・既契約で賄える額と不足額 |
| 投資に回せる資金 | 使う予定までの期間と、損失に耐えられる範囲 |
生活費の備えは、生活防衛資金の計算例で整理できます。金融庁も安全性・収益性・流動性を比較し、目的に合わせて使い分ける考え方を示しています。
投資も保険も、正解は一人ひとりの年収、家族構成、貯金額によって全く異なります。
ネットやYouTubeの有益な情報を参考にしつつも、まずは「自分の適正なバランス(与信枠と必要な保障)」を知ることがスタートラインです。
ポジショントークをしないプロに、一度客観的な診断をしてもらうことを強くおすすめします。
私が実際に情報収集や面談で活用して「ここは信頼できる」と感じたサービスを載せておきますので、まずはご自身の「現在地」を知ることから始めてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
一緒に「手堅い資産形成」を進めていきましょう!
参考資料・確認日
2026年10月16日確認。住宅金融支援機構の資料は同機構の制度の案内であり、投資用ローンの保障条件を示すものではありません。個別契約は借入先・保険会社で確認してください。


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